当院では超音波観察装置(HITACHI ALOKA Noblus)を使用しています。

これまで接骨院では経験医療が行われてきましたが、この画像観察装置を使用する事によりEBM(根拠に基づいた医療evidence-based medicine)の高い治療を行えます。

当院では基礎運動器系超音波技師の資格を持った柔道整復師が超音波観察装置を使用します。

 

・メリット

放射線を使用しない為、一切の被爆がない。

CT,MRI,レントゲン検査に比べ時間がかからない。

解像度が高い。(MRI0.6mm、超音波観察装置0.2mm)

動的観察が唯一できる観察装置

レントゲンには映らない軟部組織(靭帯、腱、筋肉等)の観察が出来る。

 

・デメリット

全体像の把握にはCT,MRI,レントゲンに比べ劣る。


上記にもありますが、肉離れ(筋挫傷)はレントゲンには映りませが、エコー(超音波観察)では筋肉の状態を把握できます。


このように局所の状態の把握が出来ることにより、早期回復へと治療方針を決定する事ができます。


子供の骨は大人の骨に比べて柔らかい為に骨に強い衝撃が加わった際に、若木の様にグニャリと曲った様な骨折を起こす事があります。その様な骨折を若木骨折と呼びます。

この様な軽微な骨折であっても、超音波観察によって状態を把握する事ができます。

手首の捻挫と鑑別する事により、早期回復へと治療方針を決定出来ます。